在学中の履歴書の書き方|高校生・大学生・大学院生のアルバイト・新卒
在学中(高校生・大学生・大学院生)が履歴書を書くときの基本ルールと、アルバイト応募・新卒就活でのケース別書き方を解説。
最終更新: 2025年7月18日 ・ リレキミー編集部
まずは結論から
在学中に履歴書を書くとき、押さえるポイントは3つだけ。
- 学歴欄は「〇〇高等学校 在学中」のように在学中と書く
- 職歴欄は「なし」、またはアルバイト経験があればそのまま書く
- 社会人経験がない分、自己PRと志望動機でやる気と人柄を伝える
この3つさえ守れば、はじめて履歴書を書く高校生でも、新卒就活中の大学生・大学院生でも、きちんとした履歴書が仕上がります。 細かいルールはあとで確認するとして、まずはこの3つを頭に入れておきましょう。
学歴欄の書き方|在学中の表記と卒業見込み日
「在学中」か「卒業見込み」、どちらを書く?
これが迷いやすいポイントです。結論からいうと、
- アルバイト応募 → 「在学中」
- 新卒就活(卒業予定がある) → 「卒業見込み」
と使い分けるのがスタンダードです。
アルバイト応募では、いまも学校に通っているという事実を伝えることが目的なので、「在学中」でOK。 就職活動では、採用後の入社時期(卒業タイミング)を採用担当者が確認するために「卒業見込み」を使います。
書き方の例はこうなります。
20○○年 4月 〇〇市立〇〇中学校 卒業
20○○年 4月 〇〇高等学校 入学
20○○年 3月 〇〇高等学校 在学中 ←アルバイト応募の場合
20○○年 4月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 入学
20○○年 3月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業見込み ←新卒就活の場合
卒業見込みの年月はいつにする?
実際に卒業する予定の年月を書きます。大学なら通常「〇〇年3月 卒業見込み」になります。 留年や延長が決まっている場合は、正確な見込み年月を書いてください。 「とりあえず4年で書いておこう」は、あとでトラブルのもとになるので避けましょう。
学校名は必ず正式名称で
「〇〇高校」「〇〇大」のような略称はNGです。
| NG | OK |
|---|---|
| 〇〇高校 | 〇〇高等学校 |
| 〇〇大 | 〇〇大学 |
| 〇〇短大 | 〇〇短期大学 |
| 〇〇専門 | 〇〇専門学校 |
学校の公式ウェブサイトか卒業証書で正式名称を確認するのが確実です。
職歴欄の書き方|「なし」でも大丈夫
はじめてのアルバイトなら「なし」でOK
職歴欄は、働いた経験を書く欄です。アルバイト初応募なら、職歴は当然ゼロ。
書き方はシンプルです。
職歴
なし
以上
「職歴なし」と書くのは恥ずかしいことではありません。 採用担当者も、高校生や大学1年生に職歴がないのは当たり前だとわかっています。
アルバイト経験を書くかどうか
アルバイト経験がある場合、職歴欄に書いてもかまいません。 特にアルバイト応募では「どんな仕事をしてきたか」を伝えられるので、書いたほうがプラスになります。
書き方の例はこうなります。
職歴
20○○年 4月 〇〇スーパーマーケット アルバイト入社
20○○年 3月 同上 退職
20○○年 5月 〇〇カフェ アルバイト入社
現在に至る
以上
在職中のアルバイトは「現在に至る」で締め、職歴欄の一番下に「以上」を右寄せで入れます。
アルバイト応募と新卒就活で変わる書き方
在学中の履歴書でも、応募の種類によって書き方の重点が変わります。
アルバイト応募のとき
- 学歴欄は「在学中」で書き止める
- 職歴欄は「なし」、または経験があれば書く
- シフト希望欄を具体的に書くのがいちばん大切
- 志望動機は100〜200字程度で十分。「家から近い」「学校のない時間帯に入れる」など正直な理由でOK
シフト希望は「週2日・土日・10〜17時希望」のように、曜日・時間帯・コマ数をはっきり書きましょう。 あいまいに「応相談」だけにすると、採用後のミスマッチが起きやすいです。
新卒就活のとき
- 学歴欄は「卒業見込み」を使う
- 職歴欄はアルバイト経験を書いてもいいが、なければ「なし」で問題なし
- 自己PR・ガクチカに力を入れるのが最重要
- 志望動機は「なぜこの業界か」「なぜこの会社か」「自分に何ができるか」を200〜400字でまとめる
新卒採用では、社会人経験よりも「どんな人か」「成長できそうか」を見ています。 学業や課外活動のエピソードが、採用担当者にとっていちばんの判断材料です。
自己PR・志望動機の書き方|学業エピソード・ガクチカ・サークル
在学中の自己PRで使えるエピソード
職歴がなくても、自己PRに使えるネタはたくさんあります。
- 授業や研究: 苦手だった科目を克服した、ゼミ論文でテーマを決めて調べた
- 部活・サークル: チームで取り組んだ経験、役割、工夫したこと
- 学校行事・委員会: 文化祭の運営、生徒会活動
- アルバイト経験: 接客で気をつけたこと、ミスをリカバリーした経験
- 家庭内での取り組み: 家事を担当している、弟や妹の世話をしている
強みを1つに絞って、そのエピソードを1つ。これだけで十分伝わります。
自己PRの構成例:
私の強みは「粘り強く取り組む姿勢」です。 高校2年生のとき、苦手だった英語の克服のために、毎朝30分の音読を半年間続けました。 その結果、英語の定期テストで40点台だった点数が70点台まで上がりました。 仕事でも、できないことをそのままにせず、地道に続けることを大切にします。
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の書き方
ガクチカは「取り組んだこと・工夫・結果・学び」の流れで書くとまとまります。
大学2年生から所属したサッカーサークルの運営に力を入れました。 活動参加者が減っていた問題を解決するために、SNSでの発信と週1回の練習日追加を提案・実行しました。 半年で部員数が15名から28名に増え、学園祭にも初めて出展することができました。 この経験から、問題を放置せず、自分から動くことの大切さを学びました。
高校生・大学生・大学院生別のポイント
高校生
- 校則確認が最初の一歩。アルバイトが禁止または許可制の学校は、学校に確認してから応募する
- 保護者の同意欄がある様式では、必ず親に署名してもらう
- 学歴欄の書き始めは「中学校卒業」から
- 職歴は「なし」で問題なし。経験があれば書く
- 志望動機はシンプルでOK。「接客を経験してみたい」「体を動かす仕事がしたい」など素直に
大学生
- 学歴欄は「大学 〇〇学部 〇〇学科 在学中(またはアルバイト) / 卒業見込み(就活)」
- ゼミや専攻の内容を自己PRに活かせる
- インターン・ボランティア・サークルなどの経験をガクチカに使う
- 就活では「なぜこの業界か」と「なぜこの会社か」を明確に
大学院生
- 学歴欄は「〇〇大学大学院 〇〇研究科 〇〇専攻 修士(または博士)課程 在学中 / 修了見込み」
- 研究内容をわかりやすく説明できるかどうかが差になる
- 専門知識と実務のつながりを志望動機で示す
- 学部卒と違い「専門性」が評価軸になるので、研究テーマと応募先の業務との接点を書く
例文3パターン
【高校生・アルバイト応募】自己PR例
私は責任感を大切にしています。 中学校から続けているバスケットボール部では、朝練の鍵管理を任されており、無遅刻・無欠席で3年間続けました。 アルバイトでも、任された仕事をきちんとやり切ることを意識して働きます。
志望動機例:
自宅から近く、授業のない土日に入れることが応募のきっかけです。 接客の仕事をしてみたいと前から思っており、人と接することが得意なので役立てると思っています。
【大学生・新卒就活】自己PR例
私の強みは「課題を見つけて動く力」です。 ゼミで行ったフィールドワークで、調査方法の非効率さに気づいた際、Googleフォームを活用したデータ収集法を提案・導入しました。 作業時間が半分になり、ゼミ全体で採用されました。 仕事でも、現状に疑問を持ちながら改善策を考え実行することを続けていきます。
ガクチカ例:
学生時代はイベント企画サークルの代表として、年4回のイベント運営に取り組みました。 参加者のアンケート結果を毎回分析し、次回の企画に反映させた結果、満足度が前年比120%になりました。 チームで目標に向かって動くことの面白さと難しさを学びました。
【大学院生・研究内容を活かした自己PR例】
修士課程では機械学習を用いた自然言語処理の研究に取り組んでいます。 特に多言語対応のモデル構築を専門とし、3か国語のコーパスを自力で構築した経験があります。 貴社のAI事業では、このデータ構築・分析のスキルを直接活かせると考えており、研究で培った論理的思考力を業務に貢献したいと思っています。
NG例 5つ
NG① 「中退」と「在学中」を混同して書いてしまう
在学中なのに「中途退学」と書いてしまうと、事実と異なります。 逆に中退なのに「在学中」と書くと、経歴詐称になります。 事実をそのまま書くのが絶対ルールです。
NG② 卒業見込みの年度を間違える
留年・休学・大学院進学などで卒業時期がずれているのに、標準の年月で書いてしまうのはNG。 採用後に発覚すると信頼を失います。正確な見込み年月を確認してから書きましょう。
NG③ 自己PRが「真面目です」だけで終わる
「真面目に取り組みます」「誠実です」だけでは、誰でも書けるコピーになってしまいます。 必ず「どんな場面で」「どう行動したか」という具体的なエピソードをセットで書きましょう。
NG④ 志望動機で学業をネガティブに書く
「学業より仕事がしたいと思っています」「勉強より実践で学びたい」のような書き方は、採用担当者に「学業をおろそかにしている人」という印象を与えます。 学業と仕事の両立や、学業で得たものが活かせると伝えるほうが好印象です。
NG⑤ 趣味欄に仕事に無関係すぎる内容を詳細に書く
趣味欄は、人柄を伝える欄です。趣味自体はなんでもかまいませんが、「1日中ゲームをすること」「徹夜で動画を見ること」のような書き方は、勤務態度への不安を与えます。 趣味は一言書いて、「チームワークを学んだ」など一言添えると印象が変わります。
まとめ
在学中の履歴書は、難しく考えなくて大丈夫です。
- 学歴欄は「在学中」または「卒業見込み」を使い分ける
- 職歴は「なし」でも問題なし、経験があれば書く
- アルバイト応募ではシフト希望を具体的に、新卒就活ではガクチカと自己PRを丁寧に
- 学校名は略さず正式名称で
- 自己PRは強みとエピソードをセットで書く
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よくある質問
Q. 高校1年生でも履歴書を書いていいですか?
A. 書けます。ただし、校則でアルバイトが禁止されていないかを確認してから応募してください。また、高校生がアルバイトする場合は保護者の同意が必要です。学歴欄には「〇〇高等学校 在学中」と書けばOKです。
Q. 「在学中」はカタカナで書きますか?
A. ひらがな・カタカナのどちらでも問題ありません。ただし、履歴書全体で表記を統一するのが基本です。一般的には漢字の「在学中」が使われます。
Q. アルバイト初応募で「職歴なし」と書くのは不利ですか?
A. 不利ではありません。初めてのアルバイト応募で職歴がないのは当然のことで、採用担当者も理解しています。その分、自己PRや志望動機でやる気と人柄を伝えましょう。
Q. 学校名は省略して書いていいですか?
A. NGです。「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」のように、正式名称で書くのがルールです。学校の公式サイトや卒業証書で正式名称を確認してください。
Q. ガクチカと自己PRは両方書く必要がありますか?
A. 新卒向け履歴書では両方の欄が設けられていることがあります。その場合は両方書いてください。ガクチカは「取り組んだこと・結果・学び」、自己PRは「強みとその根拠」を軸にすると、内容が重複しにくくなります。
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