履歴書の趣味・特技の書き方|例文集とNG例で迷わない
履歴書の趣味・特技欄の書き方をまとめました。書き方の基本・選び方のコツ・例文集・NG例まで、空欄にしないコツがわかります。
最終更新: 2025年5月9日 ・ リレキミー編集部
まずは結論から
趣味・特技欄は、空欄にしない・趣味と特技は分けて書く・1〜2行で簡潔にまとめる・面接で話せるものを選ぶ、この4点を押さえれば大きくは外れません。
採用担当者がこの欄を見るのは、スキルの確認だけでなく「この人はどんな人だろう」という人柄の確認でもあります。自分の日常や得意なことを素直に書くだけで、面接の会話のきっかけになることも多いです。
書き方に迷ったら 履歴書の書き方ガイド も合わせて参考にしてみてください。
趣味と特技の違い
「趣味と特技をまとめて書いてOK」という様式もありますが、分けて書けるスペースがある場合は、それぞれを意識して書くと伝わりやすくなります。
- 趣味: 好きでやっていること、楽しんでいること。スキルの高さは関係なし
- 特技: 人よりも得意なこと、自信を持ってできること
たとえば「映画鑑賞が好きだけど、映画の脚本を自分で書いた経験がある」なら、趣味は「映画鑑賞」、特技は「脚本執筆」のように分けると整理しやすいです。
「特技がない」と感じるなら、趣味をより深掘りした内容を特技として書く方法もあります。「料理(和食中心で、週末は家族の食事を作っている)」を趣味に書き、「素材を活かした和食の献立作り」を特技にするイメージです。
書き方の基本テンプレ
採用担当者が読みやすい書き方には、ひとつ使いやすい型があります。
「ジャンル名(具体的なエピソードや補足)」
具体エピソードを1〜2行添えると、面接での話題にもなりやすく、印象に残りやすいです。
- 悪い例: 読書
- 良い例: 読書(月に4〜5冊、ビジネス書と小説を中心に読んでいます)
「何が好きで、どれくらいやっているか」をひと言で伝えるだけで、印象がかなり変わります。数字や頻度を一言加えると具体性が出てよいです。
趣味の例文
以下は趣味欄に使いやすい例文です。自分の実情に合わせて数字や内容を調整してみてください。
- 読書(月に3〜4冊、ビジネス書・自己啓発書を中心に読んでいます)
- 映画鑑賞(邦画・洋画を問わず年間50本以上、主にヒューマンドラマが好きです)
- ランニング(週3回、5km〜10kmを走っています。昨年ハーフマラソンに初参加しました)
- 料理(週末に家族の食事を作っています。最近は発酵食品・ぬか漬けにはまっています)
- 旅行(年1〜2回、国内の歴史ある街並みをめぐるのが楽しみです)
- 写真(休日にカメラを持って街歩きをしています。風景写真が中心です)
- 音楽鑑賞(ジャズとクラシックを中心に、自宅でゆっくり聴くのが好きです)
- スポーツ観戦(プロ野球のファンで、シーズン中は週1ペースでスタジアムに行きます)
- ガーデニング(ベランダでハーブと季節の花を育てています。朝の水やりが日課です)
- 筋力トレーニング(週4日ジムに通い、体力維持と健康管理を目的にしています)
書いてみて「具体的に話せるか?」と自問して、話せるなら採用担当者にも伝わる趣味欄になります。
特技の例文
特技欄は「すごい能力でないといけない」と思いがちですが、日常の延長で書けるものでも十分です。
- タッチタイピング(1分あたり450文字以上、業務でも報告書作成が速いと言われます)
- Excel・スプレッドシート(ピボットテーブル・VLOOKUP・マクロを実務で使っています)
- 英会話(日常会話レベル、TOEIC 730点。海外取引先とのメール対応経験あり)
- 暗算(3桁×3桁程度なら暗算できます。経理補助の仕事で役立てていました)
- 料理(冷蔵庫にあるものでひと品作ることが得意。一人暮らし歴10年です)
- 整理整頓(デスクや書類の管理が得意で、前職でファイリング体制の整備を担当しました)
- 普通自動車運転(AT・MT両方可。営業車での長距離運転も問題ありません)
- 人の名前と顔を覚えること(初対面の人の名前をすぐ覚えられると言われます)
特技欄は「面接で掘り下げてほしい話題」を先に置いておくスペースとも言えます。仕事に活きそうな内容を優先して選ぶのがおすすめです。
選び方のコツ
趣味・特技は何でもいいわけではなく、書く内容を選ぶポイントがあります。
仕事で活きそうなものを優先する
たとえば、「読書(ビジネス書中心)」は「勉強熱心な人」という印象につながります。「ランニング(週3回)」は「継続力や健康意識がある人」に映ります。直接スキルに関係しなくても、仕事への姿勢が伝わる趣味は好印象です。
面接で話せるものを選ぶ
趣味・特技欄は面接の話題になることが多いです。「それについて詳しく聞かせてください」と聞かれたときに、具体的に1〜2分話せるものを選ぶと安心です。「好きだけど詳しくない」ものは避けるのがおすすめです。
常識の範囲内のものを選ぶ
宗教・政治・特定の思想に関連するものは書かないほうが無難です。採用担当者に余計な先入観を与えないためにも、趣味は「ほとんどの人が聞いても違和感を覚えないもの」を選ぶのが基本です。
自己PRの書き方については 自己PRの書き方と例文 も参考にしてみてください。
NG例 5つ
NG 1: 空欄にする
「特に趣味がない」「書くことがない」と感じて空欄にしてしまうケースがありますが、採用担当者には「準備不足」「自己開示が苦手」と受け取られることがあります。何かひとつは書くようにしましょう。
NG 2: ギャンブル・パチンコ・競馬
趣味として実際に楽しんでいるとしても、「勤務中も頭にある?」「収入が不安定になる?」という懸念を持たれやすいです。書くメリットがないので別の趣味に置き換えるのがおすすめです。
NG 3: 政治・宗教・特定の思想に関するもの
「〇〇党の支持活動」「△△教の布教活動」など、採用担当者の価値観と合わない可能性があるものは避けてください。趣味欄は自己主張の場ではなく、人柄を伝える場です。
NG 4: 「特になし」「なし」と書く
空欄と同様、または それ以上に印象が良くないです。「特になし」という言葉は「考えてきませんでした」という意味に読まれてしまいます。日常でやっていることを思い返して、ひとつは見つけてみてください。
NG 5: 長文になりすぎる
「読書が好きで、毎週書店に行って小説を3冊買い、1冊ずつ丁寧に読んで感想をノートにまとめ、家族にもすすめています。特に〇〇作家が好きで……」のように長くなりすぎると、読みにくく、他の欄とのバランスも悪くなります。1〜2行に収めるのが基本です。
業界・職種別の選び方ヒント
応募する業界や職種によって、どんな趣味・特技が響きやすいかは変わります。参考程度に見てみてください。
| 職種・業界 | 響きやすい趣味・特技の方向性 | 具体例 |
|---|---|---|
| 営業・接客 | コミュニケーション系・対人系 | スポーツ観戦、チームスポーツ、旅行 |
| IT・エンジニア | 学習・技術習得系 | プログラミング、読書、英語学習 |
| 事務・経理 | 集中力・継続力系 | ガーデニング、ピアノ、タイピング |
| 医療・介護 | 健康・人との関わり系 | ランニング、料理、ボランティア |
| クリエイティブ | 表現・感性系 | 写真、映画鑑賞、読書、絵 |
あくまで傾向であり、必ずしもこの通りにする必要はありません。ただ、「この趣味・特技がどう仕事につながるか」を自分で説明できるかどうかが大事です。
志望動機との整合性も気になる場合は 志望動機の書き方と例文 も確認してみてください。
まとめ
趣味・特技欄のポイントをまとめると、次のとおりです。
- 空欄にしない
- 趣味と特技は分けて書く(スペースがある場合)
- 「ジャンル名(具体エピソード)」の形で1〜2行に収める
- 面接で話せるものを選ぶ
- ギャンブル・政治・宗教系は避ける
趣味・特技欄は、採用担当者が「この人に会ってみたい」と思うきっかけになることもある項目です。自分の日常を素直に棚卸しして、話せるものをひとつ選んでみてください。
履歴書全体の書き方に迷ったら、履歴書の書き方完全ガイド から順番に確認できます。 作りはじめる から入力を進めると、趣味・特技欄も含めて見た目の整った PDF がそのまま届きます。
よくある質問
Q. 趣味が思いつかないときはどうすればいい?
A. 日常でやっていることを振り返ってみるのがおすすめです。料理、散歩、読書、動画鑑賞など、「ふだんやっていること」はすべて趣味の候補になります。「趣味らしい趣味がない」と感じる人でも、掘り下げてみると書けることが見つかることが多いです。
Q. 特技がない場合は空欄でいい?
A. 空欄は避けるのがおすすめです。特技は「スポーツや芸術に限った話」ではなく、「人より少しだけ得意なこと」で十分です。タッチタイピング・早起き・整理整頓・地図を読むことが得意など、日常の延長で書けるものを探してみてください。
Q. 趣味は何個書けばいい?
A. 1〜3個程度が目安です。多すぎると「本当に好きなの?」と思われることがあります。書くなら、それぞれに一言の具体エピソードを添えると採用担当者の印象に残りやすいです。
Q. ギャンブル・お酒は書いてもいい?
A. 書かないほうが無難です。パチンコ・競馬・お酒などは、仕事への影響を心配されるケースがあります。採用担当者に余計な懸念を与えないためにも、別の趣味を選ぶのがおすすめです。
Q. 嘘の趣味・特技を書いてもバレない?
A. 面接で「その趣味についてもう少し聞かせてください」と聞かれたとき、すぐにバレます。趣味・特技欄は面接の話題になりやすい項目なので、実際にやっていること・できることだけを書くのが安全です。
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履歴書を作る出典・参考
- 厚生労働省「労働者の募集を行う際に使用する『履歴書様式例』について」 公式ページ (参照: 2026-04-22)
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