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履歴書の扶養家族欄の書き方|配偶者・子ども・親の数え方

履歴書の扶養家族欄(扶養家族数・配偶者・配偶者の扶養義務)の正しい書き方と、税法上の扶養との違いを解説します。

最終更新: 2026年1月26日 ・ リレキミー編集部

まずは結論から

扶養家族欄は、扶養家族数・配偶者・配偶者の扶養義務 の3項目をセットで書く欄です。

ポイントは2つだけ。

  • 扶養家族数 = 自分が経済的に養っている家族の数。配偶者はここには含めない
  • 配偶者欄は別に「有・無」を選ぶ。さらに「配偶者を扶養しているかどうか」も別に答える

ここを間違えると、会社側の社会保険手続きや給与計算に影響することがあります。「税金の計算と同じでしょ」と思いがちですが、履歴書の扶養家族は税法上の扶養とは別概念なので、注意が必要です。

このガイドでは、書き方の基本からケース別の記入例、よくあるNG例まで順番に整理します。

履歴書の扶養家族欄はなぜあるの?

扶養家族欄がある理由は、会社が入社後の社会保険手続きをスムーズに進めるためです。

健康保険には「被扶養者」という制度があり、収入のない家族を社員の健康保険に加入させることができます。会社はこの情報を事前に把握しておくことで、入社手続きを効率的に進められます。

ここで注意してほしいのが「税法上の扶養との違い」です。

履歴書の扶養家族 税法上の扶養(所得税)
目的 社会保険の手続き 所得控除の計算
判断基準 生計を一にして経済的に養っているか 年間収入103万円以下かどうかなど
配偶者の扱い 別欄で管理 配偶者控除として別途計算

「年収103万円の壁」などは税法の話で、履歴書に書く扶養家族の数え方はそれとは別の考え方に基づいています。混同しないようにしましょう。

扶養家族数のカウント方法

扶養家族数には、自分が経済的に養っている家族を数えます。ただし、配偶者は除きます。

「経済的に養っている」の目安は、その人の収入だけでは生活が成り立たず、自分が主に生活費を負担している状態です。

含めるもの

  • 収入のない子ども(年齢は問わない)
  • 収入のない親・義父母(同居・別居どちらでもOK、仕送りで養っている場合も含む)
  • 収入のない兄弟姉妹で、生計を共にしている場合

含めないもの

  • 配偶者(配偶者専用の欄に別で記入する)
  • 同棲相手(婚姻関係がないため)
  • 収入があって自立している家族
  • ペット

子どもが複数いれば、その人数をそのまま数えます。親と同居していて養っているなら親も数えます。

扶養家族がいなければ「0」とはっきり書いてください。空欄は記入漏れと見なされることがあります。

配偶者欄の書き方

配偶者欄には「有」か「無」のどちらかを選びます。法律上の婚姻関係(婚姻届を出している状態)があれば「有」です。内縁関係や同棲は「無」になります。

さらに、多くの様式には配偶者の扶養義務という項目もあります。これは「配偶者を扶養しているかどうか」を答えるもので、「有」か「無」を選びます。

状況 配偶者 配偶者の扶養義務
配偶者が専業主婦(主夫)で収入なし
配偶者がフルタイムで働いていて収入あり
独身

「扶養義務」という言葉がかたく聞こえますが、シンプルに「あなたが配偶者を経済的に養っていますか?」という質問です。配偶者が十分な収入を持っていて自立しているなら「無」でOKです。

ケース別の記入例

ここからは、よくある状況ごとに記入例をまとめます。

独身・一人暮らし

  • 扶養家族数: 0
  • 配偶者: 無
  • 配偶者の扶養義務: 無

いちばんシンプルなケースです。扶養家族も配偶者もいないので、すべて0または無。

既婚・共働き・子どもなし

  • 扶養家族数: 0
  • 配偶者: 有
  • 配偶者の扶養義務: 無

配偶者はいるけれど、お互いに収入があって自立しているケース。扶養家族数は0になります。

既婚・配偶者が専業主婦(主夫)・子どもなし

  • 扶養家族数: 0
  • 配偶者: 有
  • 配偶者の扶養義務: 有

配偶者を養っているので扶養義務は「有」。でも配偶者は扶養家族数には含めないので、扶養家族数は0のままです。

既婚・子ども2人・配偶者が専業主婦(主夫)

  • 扶養家族数: 2
  • 配偶者: 有
  • 配偶者の扶養義務: 有

子ども2人を扶養しているので扶養家族数は2。配偶者は別欄で管理し、扶養義務は有。

親と同居・養っている

  • 扶養家族数: 1(または親の人数)
  • 配偶者: 無(独身の場合)
  • 配偶者の扶養義務: 無

親の生活費を主に負担しているなら、親を扶養家族に含めます。

シングルマザー(シングルファーザー)・子ども1人

  • 扶養家族数: 1
  • 配偶者: 無
  • 配偶者の扶養義務: 無

配偶者はいないけれど子どもを養っているケース。扶養家族数に子どもをカウントします。

JIS規格と厚労省様式での違い

履歴書には様式の違いがあり、扶養家族欄の有無や配置が少し異なります。

JIS規格の様式は、扶養家族数・配偶者・配偶者の扶養義務の3項目がセットになっているのが一般的です。市販の履歴書用紙やリレキミーの標準テンプレートもこの形式です。

**厚生労働省推奨様式(2021年改定)**は、性別欄や通勤時間欄などが削除されてシンプルになっています。扶養家族欄についても、様式によっては省略されているものがあります。

どちらの様式を使っても書き方の考え方は同じです。様式ごとに「この欄がない」という場合は、書かなくてもかまいません。

詳しくは JIS規格の履歴書について厚生労働省様式の履歴書について でそれぞれ解説しています。

扶養家族欄を空欄にしてもいいか

原則として、空欄にするのは避けてください

扶養家族がゼロの場合でも「0」とはっきり書くのが正解です。配偶者がいない場合も「無」と書きます。空欄のままにすると、記入忘れと思われて確認の連絡が来ることがあります。

「書き方がわからなかったから空欄にした」という印象は、採用担当者にとってあまり良い印象を与えません。わからなければ調べた上で正確に記入するほうがずっと評価されます。

やりがちなNG例5つ

NG1: 配偶者を扶養家族数に入れてしまう

配偶者は扶養家族数には含めません。配偶者専用の欄が別にあります。「扶養している家族=配偶者を含む全員」と思いがちですが、履歴書の扶養家族欄は配偶者を除いた人数を書く仕組みです。

NG2: ペットを扶養家族に入れる

ペットは扶養家族ではありません。扶養家族は「人」に限ります。

NG3: 税法上の扶養と混同する

「年収103万円以下なら扶養」という基準は所得税の話です。履歴書の扶養家族欄は社会保険の観点から見た扶養の話で、判断基準が違います。税法の計算をそのままあてはめようとすると、ずれが生じることがあります。

NG4: 実態と違う数を書く

扶養家族数を少なく書いたり、実際には養っていない家族を含めたりするのはNGです。入社後の社会保険手続きで実態が明らかになるので、正直に書くことが大切です。

NG5: 空欄のままにする

扶養家族がゼロの場合でも「0」「無」と明記します。空欄は「書き忘れ」と見なされることがあるので注意してください。

まとめ

扶養家族欄でおさえておくべきことをまとめます。

  • 扶養家族数: 自分が経済的に養っている家族の人数。配偶者は含めない
  • 配偶者欄: 法律上の婚姻関係があれば「有」
  • 配偶者の扶養義務: 配偶者を実際に養っているなら「有」
  • 扶養家族がいなくても「0」と書く。空欄にしない
  • 税法上の扶養(103万円の壁など)とは別の考え方

迷ったときは「自分がお金を出して養っているかどうか」を基準に考えると整理しやすいです。

リレキミーで履歴書を作ると、扶養家族欄も含めてすべての項目が整ったレイアウトで PDF になります。履歴書を作る から、そのまま入力してみてください。

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よくある質問

Q. 同棲している相手は扶養家族に入る?

A. 入りません。法律上の婚姻関係がないため、同棲相手は扶養家族に含めることができません。入籍して婚姻届を提出してはじめて、配偶者として扱われます。

Q. 配偶者の親(義父母)は扶養家族に数える?

A. 実際に生計を一にして経済的に養っている場合は、扶養家族に含めます。同居しているだけで経済的な援助をしていなければ含めません。実際の生活実態で判断してください。

Q. 仕送りしている親は扶養家族に入る?

A. 仕送りなどで実質的に扶養している場合は、含めることができます。別居していても、主な生活費を負担しているなら「扶養している」と判断してよいです。

Q. 扶養家族がいないときは「0」と書く?

A. はい、「0」と書くのが正解です。空欄にすると記入漏れと思われることがあるので、扶養家族がいない場合もはっきり「0」と書いてください。

Q. 副業で自営業をしていると扶養家族の扱いは変わる?

A. 副業収入があっても、家族を経済的に養っているかどうかという判断基準は変わりません。ただし社会保険の被扶養者認定など細かい要件は状況によって異なるため、不明な場合は会社の担当者や社会保険労務士に確認するのがおすすめです。

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出典・参考

  • 厚生労働省「労働者の募集を行う際に使用する『履歴書様式例』について」 公式ページ (参照: 2026-01-23)
  • 国税庁 公式ページ (参照: 2026-01-23)

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