転職の履歴書の書き方|職歴の書き方・退職理由・自己PRの例文まで
転職で使う履歴書の書き方を解説します。新卒との違い、職歴の書き方、退職理由、自己PR・志望動機のコツまで、転職活動ですぐ使える内容をまとめました。
最終更新: 2025年4月20日 ・ リレキミー編集部
まずは結論から
転職の履歴書でもっとも大切なのは、「職歴を詳しく、数字で書く」 ことです。
採用担当者がいちばん知りたいのは「この人は何をしてきた人なのか」「うちの会社で活躍できるか」です。 学歴よりも職歴、肩書きよりも実績、ふんわりした説明より具体的な数字、このバランスを意識するだけで、書類通過率はぐっと変わります。
このガイドでは、転職用履歴書の書き方の基本から、退職理由・自己PR・志望動機のコツ、第二新卒やブランク期間の対処法まで、転職活動ですぐ使える内容をまとめました。 転職用テンプレートで履歴書を作る ところまでそのままつながります。
転職の履歴書と新卒履歴書の違い
まず「新卒とどこが違うの?」をざっくり整理しておきます。
学歴はコンパクトに
新卒の履歴書は学歴欄を丁寧に書きますが、転職では職歴のスペースを確保するために学歴はコンパクトにまとめます。 高校卒業から書き始めるのが基本で、中学校卒業は書かなくてOKです。 大学名と学部・学科まで書けば十分です。
職歴を詳しく書く
転職用の履歴書では、職歴欄に業務内容・担当範囲・実績を具体的に書きます。 「〇〇会社に入社、退社」だけでは情報が少なすぎます。
- 担当業務(例:法人営業、新規開拓・既存フォロー)
- 規模感(例:担当顧客数30社、チームメンバー5名のリーダー)
- 数字の実績(例:年間売上1.2億円、前年比120%達成)
このくらい書けると、採用担当者の読み方がまったく変わります。
「即戦力かどうか」が評価軸
新卒採用は「ポテンシャル」が評価軸ですが、中途採用では「入ってすぐ動けるか」を見ます。 スキル・経験・実績を前面に出す書き方にしましょう。
履歴書と職務経歴書、どう使い分ける?
転職では、履歴書と職務経歴書をセットで提出するのが基本です。
| 書類 | 目的 | 書く内容 |
|---|---|---|
| 履歴書 | 基本情報の確認 | 学歴・職歴の時系列、資格、写真 |
| 職務経歴書 | 実務能力の確認 | 業務内容、実績、スキル、自己PR |
ただし、求人票に「履歴書のみ提出」と明記されている場合はその指示に従ってください。 その場合は履歴書の職歴欄に業務内容も書き添えると補完になります。
職務経歴書との棲み分けに迷ったら、履歴書の職歴欄の書き方 も参考にしてみてください。
学歴の書き方
転職では 高校卒業から書き始めます。中学校卒業は書かなくてかまいません。
学歴
2015年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2015年 4月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 入学
2019年 3月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業
大学院・専門学校も通った場合は同じように時系列で書きます。 入学と卒業の両方を書き、「以上」は書かずに職歴に続けます。
学歴の年度の計算が面倒なときは、年月から自動計算できるツールを使うと確認がとれます。
職歴の書き方
職歴は 時系列順(古い順) に書きます。 各社の入社・退社年月と、その間にやったことを書きます。
基本の書き方
職歴
2019年 4月 〇〇株式会社 入社
営業部配属。法人向け IT 製品の新規開拓・既存顧客フォローを担当。
年間担当顧客数30社、年間売上1.2億円。
2022年 9月 一身上の都合により退職
2022年10月 △△株式会社 入社
マーケティング部所属。Web 広告運用(月間予算800万円)を担当。
現在に至る
以上
在職中の場合
最終行に「現在に至る」と書き、改行して「以上」を右寄せに入れます。 退職済みの場合は最終行が「一身上の都合により退職」で終わり、その次の行に「以上」を右寄せで入れます。
退職理由の書き方
履歴書には 「一身上の都合により退職」 と書くのが基本です。 詳しい理由は書かなくて大丈夫です。面接で聞かれたときに答えましょう。
会社都合(リストラ・倒産・契約終了など)の場合は正直に「会社都合により退職」と書きます。 これは正当な退職理由なので、マイナス評価にはなりません。
転職回数が多い場合の書き方
転職回数が多くても、全部正直に書く のが基本です。 隠すと発覚したときのリスクが大きく、虚偽記載は内定取り消しになることもあります。
短期離職があるとき
短期での退職があっても、業務内容と簡単な退職事由を書いておくと採用担当者が読みやすくなります。 「なぜ辞めたか」より「そこで何をしたか」を前に出す書き方がおすすめです。
派遣・契約社員での就業
同じ派遣元会社から複数の派遣先に行った場合は、派遣元をひとつの就業としてまとめてもかまいません。
2020年 4月 〇〇スタッフィング株式会社(派遣社員)
派遣先:△△株式会社(2020年4月〜2021年3月)、□□株式会社(2021年4月〜2022年3月)
事務・データ入力、電話応対を担当。
2022年 3月 契約期間満了により退職
自己PR欄の書き方(中途向け)
中途採用の自己PRは、「即戦力であること」 を伝えるのが目的です。
型:実績 → スキル → 入社後の貢献
- 過去の実績を数字で示す
- それを支えたスキル・強みを一言で説明する
- 入社後に何を提供できるかを書く
例文(営業経験者)
前職では法人営業として3年間、年間売上1.2億円の目標を継続して達成してきました。顧客との関係構築と提案内容のカスタマイズを強みとしています。貴社の新規開拓チームでも、この経験を活かして早期から成果に貢献できると考えています。
文字数は200〜300字が目安。詳しくは 履歴書の自己PR欄の書き方 で型と例文を解説しています。
異業種転職の場合
異業種では「共通スキル」を前面に出します。 業界は変わっても、「段取り力」「交渉力」「数字管理」「チームマネジメント」は業種を超えて通用します。 具体的なエピソードをひとつ入れて、「うちで使える人材だ」と思ってもらえる書き方にしましょう。
同業種転職の場合
同業種なら、経験年数・専門スキル・実績の数字をストレートに書くだけで伝わります。 「〇〇業界で△年、主に□□を担当。売上〇〇%向上に貢献。」のようにシンプルでも十分です。
志望動機欄の書き方(中途向け)
転職の志望動機は 「なぜ業界・なぜこの会社・自分の経験がどう活きるか」 の3点セットで書きます。
例文(同業種転職)
前職では Web マーケティングの施策立案から運用まで一貫して担当してきました。より大きなスケールで施策に取り組みたいと考え、業界内でもトップクラスの予算規模と自由度を持つ貴社に応募しました。これまでの経験をそのまま活かしながら、貴社のブランド成長に貢献できると考えています。
志望動機の書き方と例文は 履歴書の志望動機の書き方と例文 でも詳しく取り上げています。
第二新卒の場合
新卒入社から3年以内の転職は「第二新卒」と呼ばれ、企業側もポテンシャル採用として扱うことが多いです。 このため、職歴の実績が少なくても、新卒に近い書き方でも問題ありません。
- 自己PR:強みよりも「意欲・成長意識」を前面に出してOK
- 志望動機:なぜ転職したか、なぜこの会社かをポジティブに書く
- 職歴:在籍期間が短くても業務内容・学んだことを書く
ブランク期間の書き方
就業していない期間がある場合、「いつからいつまで何があったか」を一行書き添えておくと採用担当者が読みやすくなります。
| 理由 | 書き方の例 |
|---|---|
| 育児 | 「育児のため休職・求職活動中」 |
| 介護 | 「家族の介護のため一時離職」 |
| 病気・治療 | 「体調回復のため療養」(詳細は面接で) |
| 留学 | 「語学留学(〇〇か国・〇か月)」 |
| 求職活動 | 「転職活動中」 |
ブランクを隠す必要はありません。 理由が明確であれば、採用担当者は事情を理解してくれることがほとんどです。
本人希望欄の書き方
本人希望欄は、基本的に 「貴社の規定に準じます」 と書くのが無難です。
ただし以下の条件がある場合はきちんと書いておきましょう。
- 通勤可能エリアの制約:引越しが困難な場合など
- 勤務時間の制約:育児・介護など家庭事情がある場合
- 勤務形態の希望:正社員・フルタイムのみ可など
条件を後から持ち出すのは双方にとってロスが大きいので、最初から正直に書いておくほうがスムーズです。
写真の注意点
転職の場合も写真の基本は変わりません。 30〜40代でもスーツ着用が基本で、清潔感を優先させます。
- サイズ: 4cm × 3cm
- 撮影時期: 3か月以内
- 服装: スーツ・ジャケット(私服OKの職場への応募でもスーツ推奨)
- 背景: 白・水色・グレーなど無地
スマホでも十分きれいに撮れます。詳しくは 履歴書写真の撮り方とサイズ を参考にしてください。
まとめ
転職の履歴書で抑えるポイントを整理します。
- 学歴は高校卒業から、コンパクトに
- 職歴は業務内容・実績を数字で詳しく
- 退職理由は「一身上の都合により退職」でOK(詳細は面接で)
- 在職中なら「現在に至る」→「以上」
- 転職回数が多くても正直に書く
- 自己PRは「即戦力」を数字で示す
- 志望動機は「なぜ業界・なぜこの会社・自分の経験がどう活きるか」
- ブランクは理由を一行添えるだけで伝わる
リレキミーには転職用テンプレートが用意されています。 転職用の履歴書を作る から、入力するだけで整った PDF がそのままメールで届きます。 職務経歴書と並べて使える書類を、無料でそのまま送れます。
よくある質問
Q. 転職の履歴書は新卒と何が違うの?
A. 学歴欄はコンパクトにまとめ、職歴欄を詳しく書くのが転職用の基本です。即戦力としての実績や業務内容を具体的に示すことが求められます。
Q. 転職では履歴書と職務経歴書、両方必要ですか?
A. 多くの企業でセット提出が基本です。ただし求人票に「履歴書のみ」と書いてある場合はそれに従ってください。
Q. 退職理由はどう書けばいい?
A. 履歴書には「一身上の都合により退職」と書くだけで問題ありません。具体的な理由は面接で聞かれたときに答えましょう。ただしリストラや倒産など会社都合の場合は「会社都合により退職」と書いてください。
Q. 転職回数が多い場合、どう書けばいい?
A. 短期離職があっても、全部正直に書くのが基本です。派遣や契約社員としての就業期間は「〇〇株式会社(派遣)」のようにひとつにまとめて書いてもかまいません。
Q. ブランク期間はどう説明すればいい?
A. 育児・介護・治療・留学など、理由がはっきりしているものは履歴書に「育児のため休職」などと一行添えておくとスムーズです。特に書かなくても面接で聞かれたときに正直に答えれば問題ありません。
実際に履歴書を作ってみる
登録不要・無料・5分で完成します。
履歴書を作る出典・参考
関連ガイド
- → 履歴書の書き方完全ガイド|はじめてでも迷わない基本 履歴書の書き方をはじめての人にもわかるようにまとめました。用...
- → 履歴書の志望動機の書き方と例文|3要素で伝わる構成を解説 志望動機の書き方に迷ったら、この3要素を押さえてください。「...
- → 履歴書の自己PR欄の書き方|例文つき・新卒・転職対応 履歴書の自己PR欄の書き方を解説します。PREP法の型・文字数の目...
- → 履歴書の職歴欄の書き方|入社・退社・在職中の全パターン 履歴書の職歴欄の書き方を、入社・退社・在職中・ブランク期間・...
- → 履歴書の資格欄の書き方|正式名称・並び順・取捨選択まで 履歴書の資格欄の書き方を解説します。正式名称への直し方、古い...