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介護職の志望動機の書き方|未経験・転職・パート応募で使える例文5本

介護職の志望動機の書き方を、施設種別(特養・有老・デイ・訪問)と応募形態別に例文5本付きでまとめました。未経験から転職、パートまで対応。

最終更新: 2026年4月29日 ・ リレキミー編集部

まずは結論から

介護職の志望動機で採用担当者が見ているポイントは、大きく4つです。

  1. 共感力・コミュニケーション能力 — 利用者や家族と信頼関係を築けるか
  2. 体力・精神的なタフさ — 身体介助が続く仕事を長く担えるか
  3. チームで動ける協調性 — 多職種(看護・ケアマネ・リハビリ など)と連携できるか
  4. なぜ「この施設」なのか — ほかの施設でなくここを選んだ理由があるか

この4点を意識して書けば、採用担当者に「ちゃんと考えて来た人だ」と思ってもらえます。 逆に「人の役に立ちたいです」だけでは、これらがひとつも伝わりません。

このガイドでは、施設の種類別の書き分け方・経験者と未経験者の違い・すぐ使える例文5本・NGパターン・資格の絡め方まで順番に説明します。 読み終わったら 履歴書を作る からそのまま入力に進めます。


介護施設の種類別|書き分けのポイント

「介護施設」といっても種類はさまざまで、施設ごとに利用者像もケアの内容も全然ちがいます。 志望動機の「なぜこの施設か」の部分は、その施設の特徴に合わせて書くのがポイントです。

特別養護老人ホーム(特養)

要介護3以上の方が入居する公的施設で、生活全般の介助が中心です。 看取りまで担うことも多く、「長期的な関わり」「生活支援の質」を重視する姿勢が刺さります。

書き方のヒント: 「利用者の方の最期まで寄り添いたい」「生活の質を丁寧に支えたい」という視点を入れると施設の方針とマッチしやすい。

有料老人ホーム(有老・サ高住)

サービスの質や個別対応を重視する傾向が強く、接客力・ホスピタリティが評価されます。 「利用者ひとりひとりに合わせたケア」「家族との丁寧なコミュニケーション」に言及すると合います。

デイサービス(通所介護)

日帰りで通ってもらう施設で、レクリエーション・機能訓練・食事・入浴を提供します。 「明るく活発な雰囲気づくり」「利用者が通うのを楽しみにしてくれるような関わり方」という視点が喜ばれます。

訪問介護

利用者の自宅に伺って身体介助・生活援助を行います。 1対1でのケアが多く、「自立支援」「本人のペースを尊重したい」という姿勢が評価軸になります。

グループホーム

認知症の方が少人数で共同生活する施設です。 「認知症ケアへの関心」「穏やかな生活環境を一緒につくりたい」という言葉が響きます。


経験者の書き方|資格・実務・得意ケアを具体的に

介護経験がある場合は、数字や場面を入れて「何ができるか」を見せるのが鉄則です。

書くべき3つのこと

  1. 資格・経験年数: 「介護福祉士を取得し、特養での実務経験5年があります」のように具体的に
  2. 得意なケア・担当業務: 「入浴・移乗介助を中心に担当」「認知症利用者への対応を多く経験」など
  3. なぜ転職・応募するのか: 「より専門的なケアを学びたい」「夜勤なしで長く続けられる環境に移りたい」など正直に

「今の職場に不満があるから」という本音は書かなくていいですが、「ステップアップしたい理由」は積極的に書きましょう。


未経験者の書き方|動機・学習意欲・関連経験を翻訳する

未経験だからといって書けないわけではありません。 「介護に踏み出した理由」こそが、経験者にはない強みになります。

3つのステップ

  1. なぜ介護職に関心を持ったのか: 家族の介護体験・ボランティア・知人の影響 など、きっかけを1〜2文で
  2. 前職・日常生活での経験を翻訳する: サービス業なら「接客で培った傾聴力」、事務なら「記録管理の正確さ」、育児中なら「忍耐力と観察眼」という形で介護に結びつける
  3. 学習意欲を示す: 「介護職員初任者研修を受講中」「ケアの勉強を始めている」と具体的な行動を書く

「経験ゼロ」ではなく「これから伸びる人」として見せるのがコツです。


例文5パターン

例文1: 特養 — 介護経験者の転職

介護福祉士を取得し、有料老人ホームで4年間、身体介護を中心に勤務してきました。その経験のなかで、重度の方の日常生活をより丁寧に支えたいという気持ちが強くなり、今回の応募を決めました。貴施設は看取りまで一貫したケアを提供しており、利用者の方の最期まで寄り添える環境に魅力を感じています。移乗・入浴介助の技術を活かしながら、チームの一員として利用者の生活の質の向上に貢献したいと考えています。

例文2: デイサービス — パート応募

子育てがひと段落したのを機に、以前から関心のあった介護の仕事に挑戦したいと思い応募しました。家族の通院サポートを長年行ってきたなかで、高齢の方とのコミュニケーションに自然と慣れてきたと感じています。デイサービスは日中の時間帯に利用者の方が生き生きと過ごせる場所だと理解しており、明るい雰囲気づくりに貢献したいです。週3〜4日のパート勤務で、まずは現場の流れをしっかり覚えながら実務を積んでいきたいと考えています。

例文3: 未経験からの転職 — 一般企業からの転身

前職は小売業での接客・店舗管理を5年間担当しました。高齢のお客様と接する機会が多く、そのやりとりのなかで「もっと深く関わって役に立てる仕事がしたい」と感じるようになったのが、介護職を志したきっかけです。現在は介護職員初任者研修を受講中で、〇月に修了予定です。接客で培ったコミュニケーション力と、素早い状況判断を活かして、利用者の方が安心して過ごせる環境をつくるお手伝いをしたいと思っています。

例文4: 訪問介護 — 経験者

訪問介護事業所で3年間、身体介護と生活援助を担当してきました。利用者の方のご自宅という生活の場に入るケアの大切さを実感しており、「その方らしい生活を支える」という視点を大切にしています。貴事業所は自立支援を重視したケアプランで地域から信頼を得ていると伺い、自分の考えと合うと感じて応募しました。引き続き1対1での丁寧な関わりを通じて、利用者の方の日常生活を支えていきたいです。

例文5: 有料老人ホーム — 資格取得を活かした転職

介護福祉士を昨年取得し、これまで特養で2年間勤務してきました。今後はより個別性の高いケアに関わりたいと考え、転職を決意しました。貴施設は入居者の方一人ひとりのライフスタイルに合わせたサービスを提供しており、その姿勢に共感しています。これまでの経験に加え、家族との丁寧なコミュニケーションにも力を入れながら、入居者の方が「ここで良かった」と思える生活をご一緒につくっていきたいと考えています。


NG例5つ|採用担当者が「読んでいてつらい」と感じるパターン

NG1: 「人の役に立ちたい」だけで終わっている

「人のお役に立てる仕事がしたいと思い応募しました」という文章は、介護に限らずあらゆる仕事に当てはまります。 なぜ「介護」なのか、なぜ「この施設」なのかまで書かないと、採用担当者の印象には残りません。

NG2: 施設研究が足りていない

「介護の仕事に興味があったため応募しました」という書き方は、施設名をどこにでも使い回せる文章です。 採用担当者は「うちのことを調べてないな」とすぐに気づきます。 施設のホームページや求人票を読んで、ひとつでも具体的なポイントを入れましょう。

NG3: 給与・待遇が主な理由になっている

「給与水準が高く、福利厚生が充実しているため」という理由は書かないほうがいいです。 採用側から見ると「条件が変わったら辞める人」に映ります。 待遇への関心は本人希望欄に書き、志望動機とは切り離しましょう。

NG4: 過去の家族介護の話だけで終わっている

「祖父母の介護をした経験があります」という事実は書いてOKです。 ただ、その経験だけで止まってしまうと「過去の話」になります。 「その経験から何を学び、プロとしてどう活かすか」まで踏み込むことが大切です。

NG5: 感情論・精神論だけになっている

「心から介護の仕事に携わりたいという強い思いがあります」という文章は、熱意は伝わりますが具体性がありません。 熱意はベースとして大事ですが、「どんなスキルを持ち込めるか」「何ができるか」を具体的に添えて初めて完成します。


介護資格の絡め方

持っている資格・取得予定の資格は、志望動機のなかで積極的に触れましょう。

資格 志望動機での活かし方
介護職員初任者研修 「入職後すぐに即戦力として動けます」
介護職員実務者研修 「医療的ケアにも対応できる準備があります」
介護福祉士 「国家資格を活かして専門的なケアに貢献します」
ケアマネジャー 「ケアプランの視点も持って多職種連携に関われます」

資格取得予定の場合は「現在〇〇の研修を受講中で、△月に修了予定です」のように時期を明記してください。 「勉強しています」だけより具体性が増して、採用担当者に行動力が伝わります。

まだ資格がない場合も、「入職後に取得を目指す」と書けば前向きな姿勢が伝わります。 詳しくは 介護資格の履歴書への書き方 も参考にしてください。


まとめ

介護職の志望動機は、「共感力・体力・チーム連携・なぜこの施設か」 の4点を軸に組み立てるのが基本です。

  • 施設の種類(特養・有老・デイ・訪問・グループホーム)によって書き分ける
  • 経験者は「資格・年数・得意なケア」を具体的に
  • 未経験者は「動機・前職経験の翻訳・学習行動」の3点で
  • 例文はそのまま使うより、自分のエピソードに差し替えるのがおすすめ
  • 「人の役に立ちたい」だけでは終わらせない

書き方の型が固まったら、履歴書を作る からそのまま入力してみてください。 志望動機欄の文字数もリアルタイムで確認しながら書けます。

志望動機の書き方の基本は 履歴書の志望動機の書き方と例文 でも解説しています。 転職での書き方が気になる場合は 転職の履歴書の書き方 もあわせてどうぞ。

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よくある質問

Q. 介護の仕事が未経験でも志望動機は書けますか?

A. 書けます。「なぜ介護業界に関心を持ったか」という動機と、「前職や日常生活で培った力(コミュニケーション・体力・気配り など)をどう活かすか」を組み合わせれば、未経験でも説得力のある志望動機になります。「未経験だから書けることがない」ではなく、介護に踏み出した理由こそが強みになります。

Q. 家族の介護をした経験は志望動機に書いてもいいですか?

A. 書いてOKです。家族介護の経験は「現場を知っている」という説得力につながります。ただし、感情的な話だけで終わらせず、「その経験を通じて学んだこと」「専門職として何ができるか」まで書くと採用担当者に響きます。

Q. パート応募と正社員応募で志望動機の書き方は変わりますか?

A. 少し変わります。パート応募では「勤務できる曜日・時間帯」「長く続けられる理由」を添えると採用側が安心します。正社員応募では「キャリアビジョン」「資格取得の計画」など長期的な視点を入れるとよいです。

Q. 資格取得予定の場合はどう書けばいいですか?

A. 「現在、介護職員初任者研修の受講を申し込んでおり、〇月に修了予定です」のように、具体的な資格名と時期を書きましょう。「勉強中です」だけより採用担当者に行動力が伝わります。

Q. 「人と関わる仕事がしたい」だけではNGですか?

A. それだけで終わるとNGです。「人と関わる仕事」は介護に限らず無数にあります。「なぜ介護職なのか」「その施設のどこに惹かれたか」「自分にどんな強みがあるか」まで書いて初めて志望動機として機能します。

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出典・参考

  • 厚生労働省「労働者の募集を行う際に使用する『履歴書様式例』について」 公式ページ (参照: 2026-02-15)
  • 厚生労働省「求職者の方へ(ハローワーク)」 公式ページ (参照: 2026-02-15)

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