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外国人の日本式履歴書の書き方|在留資格・氏名表記・日本語レベル

外国人が日本企業に応募するときの履歴書の書き方を、氏名表記・在留資格・日本語レベル・写真などのポイントごとに解説します。

最終更新: 2026年2月26日 ・ リレキミー編集部

まずは結論から

外国人が日本企業に応募するとき、履歴書で意識したいポイントは3つです。

  1. 日本式の様式を使う — 本国の履歴書スタイルをそのまま持ち込むと採用担当者が読みにくくなります。JIS規格ベースまたは厚生労働省様式を使いましょう。
  2. 在留資格(ビザの種類)と期限を明記する — 採用担当者は雇用できるかどうかを最初に確認します。本人希望欄に書いておくとスムーズです。
  3. 日本語レベルを具体的に書く — 「日本語可」だけでは伝わりません。JLPT の級や業務経験年数など、採用担当者が判断できる情報を添えます。

この3点を押さえておけば、日本人の応募者と同じ土台で選考を受けられます。 以下では、各項目をひとつずつ見ていきます。


氏名の書き方

日本の履歴書の氏名欄は「姓・名」の順が基本です。 外国籍の方の場合、氏名の書き方は次のパターンで対応します。

漢字の氏名がある場合(中国・韓国・台湾など)

本国の漢字表記をそのまま使ってかまいません。 フリガナ欄にはカタカナで読み方を書きます。日本語での発音に近い読み方を書くと採用担当者が呼びやすくなります。

例: 氏名欄 → 王 芳 フリガナ欄 → ワン ファン

漢字の氏名がない場合(欧米・東南アジアなど)

氏名欄にはパスポートや在留カードと同じローマ字で記入します。 フリガナ欄にはカタカナで読み方を書きます。

例: 氏名欄 → SMITH MICHAEL フリガナ欄 → スミス マイケル

日本名を使っている場合

通称として日本名を使っている場合は、日本名を氏名欄に書き、括弧書きで本名ローマ字を添えるとわかりやすいです。

例: 田中 誠 (CHEN CHENG)

どの書き方でも、在留カードの表記と一致させておくと採用担当者の確認がスムーズになります。


在留資格(ビザ)の書き方

在留資格は、採用担当者が「この人を雇えるか」を判断するための重要な情報です。 書かないでいると採用側から別途確認が入るだけなので、最初から書いておくほうが選考がスムーズです。

書く場所

本人希望欄に書くのが一般的です。 在留資格専用の欄がある様式もありますが、ない場合は本人希望欄の冒頭にまとめます。

書き方の例

現在の在留資格:技術・人文知識・国際業務
在留期間の満了日:2027年3月31日
更新予定:あり
就労制限:なし(フルタイム勤務可)

在留資格の種類と就労可否

日本の在留資格には就労に制限があるものとないものがあります。

  • 就労制限なし: 永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者
  • 就労可(職種に制限あり): 技術・人文知識・国際業務、経営・管理、教授、など
  • 就労不可(原則): 留学、短期滞在、など(「資格外活動許可」を得れば週28時間以内の就労は可能)

自分の在留資格が就労可能かどうかを確認し、採用担当者がわかるように書き添えると親切です。 不明な点は出入国在留管理庁のサイトで確認できます。


学歴の書き方

学歴欄は古い順に書く点は日本人と同じです。海外の学校については次のように対応します。

学校名の日本語訳

海外の学校名は日本語訳とともに原語を括弧書きで添えます。

例:

2018年 9月  ○○大学(University of California, Los Angeles) 入学
2022年 12月 ○○大学(University of California, Los Angeles) 卒業

卒業年月の扱い

日本の学年は4月〜3月ですが、海外では9月〜6月など異なるサイクルが多いです。 実際の入学・卒業年月をそのまま記入してかまいません。 「2022年12月 卒業」のように書けば採用担当者に伝わります。

学位・専攻の書き方

日本語訳を先に書き、括弧内に英語を添えるとわかりやすいです。

例: 経営学部 経営学科(Bachelor of Business Administration)卒業

日本語学校・日本語研修は書いていい?

書いてOKです。とくに日本語能力の裏付けになる場合は積極的に記入しましょう。

例:

2019年 4月  〇〇日本語学校 入学
2020年 3月  〇〇日本語学校 修了

職歴の書き方

職歴も古い順に書きます。海外での経験と日本での経験が混在していても、時系列にまとめてかまいません。

海外の職歴

会社名は日本語訳と原語の両方を書きます。国名も添えると採用担当者が把握しやすいです。

例:

2020年 1月  〇〇社(ABC Corporation・アメリカ) 入社
           ソフトウェアエンジニアとして製品開発に従事
2022年 6月  〇〇社 退職

日本での職歴

日本人と同じ書き方でかまいません。会社名・入退社年月・業務内容を書きます。

職歴が長い場合

業務内容は1〜2行に絞り、「何をどのくらいのスケールでやったか」を端的に書くと伝わります。 「売上〇億円のプロジェクトを担当」「〇名のチームをマネジメント」のように数字を入れると説得力が出ます。


日本語レベルのアピール

外国人応募者にとって、日本語力のアピールは採用担当者の不安を解消する大切な情報です。 資格欄や自己PR欄、本人希望欄などを活用して、具体的に書きましょう。

JLPT(日本語能力試験)がある場合

資格欄に正式名称と取得年月を書きます。

例:

2023年 7月  日本語能力試験 N2 取得

N2以上だと「ビジネス会話が可能」と認識されやすいです。N1であれば「高度な読み書き・業務遂行が可能」と補足してもいいでしょう。

JLPT がない場合

試験を受けていなくても、実務での使用経験を書けます。

例(自己PR欄・本人希望欄に):

日本語でのメール対応・会議参加の経験3年。議事録作成・プレゼン資料作成も対応可能です。

「日本語可」のひと言より、業務範囲が伝わる書き方のほうが採用担当者に響きます。

ビジネスレベルと日常会話の使い分け

「ビジネスレベル」「ビジネス会話」「日常会話レベル」のように段階を分けて書くと、採用担当者が業務配置をイメージしやすくなります。 自分のレベルを正直に書くことが大切です。誇張すると面接やその後の業務で困ることになります。


写真と提出形式

写真のルール

日本の履歴書写真は本国のスタイルとは異なる点があります。

項目 日本式
サイズ 縦4cm × 横3cm
表情 真顔(微笑み程度はOK、大きな笑顔は避ける)
服装 スーツ・ジャケット
背景 白・水色・グレーなど無地
撮影時期 3か月以内

本国では笑顔の写真や私服の写真が一般的な場合もありますが、日本の採用文化では「清潔感がある・誠実そう」という印象を与える写真が好まれます。 スマホで撮った写真でも、明るい場所・無地の壁・スーツで撮れば問題ありません。

提出形式

  • メール提出: PDF形式が一般的。ファイル名は「履歴書_氏名_日付.pdf」
  • 郵送: クリアファイルに挟んでから封筒へ。折らずに送ります
  • 持参: クリアファイルに入れ、封筒のまま持参します

リレキミーで作った履歴書は、入力後すぐにPDFがメールに届くので、そのままメール添付や印刷に使えます。


やってはいけないNG例 5つ

最後に、外国人応募者に多いNG例を整理します。これだけ避ければ、書類選考でマイナスになることはほぼありません。

NG 1: 在留資格を書かない

採用担当者が「雇えるのか」を確認できず、確認の手間が増えます。選考が後回しになることもあります。在留資格と期限は必ず書きましょう。

NG 2: 英語(または母国語)で書く

日本語で書くのが基本です。日本語が不十分な場合でも、最低限のフォーマットを日本語で揃え、補足として英語を添えるのが誠実な対応です。全文を英語で書くのはNGです。

NG 3: 日本語レベルを「日本語可」だけで済ませる

「日本語可」という表現は幅が広すぎて採用担当者が判断できません。JLPT の級か、業務での具体的な使用経験を書きましょう。

NG 4: 本国の履歴書フォーマットをそのまま使う

欧米式のレジュメ(写真なし・箇条書き・1〜2枚)を日本の採用に持ち込むのはNGです。日本の採用文化では、統一されたフォーマットに沿って書くことが「基本を押さえている」という評価になります。

NG 5: 自己流で様式を作る

日本の採用担当者は、見慣れた様式の履歴書を受け取ることを想定しています。独自デザインやフォントを使った様式は読みにくく、悪目立ちします。JIS規格ベースまたは厚生労働省様式を使いましょう。


まとめ

外国人が日本企業に応募するときの履歴書でいちばん大切なのは、「採用担当者が読みやすいか」です。

  • 日本式の様式を使う
  • 在留資格・期限を本人希望欄に書く
  • 日本語レベルはJLPTか業務経験で具体的に書く
  • 氏名は在留カードと一致させる
  • 写真はスーツ・無地背景・正面から

この5点を揃えれば、書類として「ちゃんと準備してきた人」という印象が伝わります。

リレキミーでは日本語での履歴書作成をブラウザだけで完結できます。フォーマットはJIS規格に準拠しているので、様式の心配なく入力に集中できます。 履歴書を作るから試してみてください。

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よくある質問

Q. 漢字の氏名がない場合はどう書けばいい?

A. カタカナ表記をフリガナ欄に書き、氏名欄はローマ字(パスポートの表記)で記入するのが一般的です。在留カードと一致した表記を使うと採用担当者が確認しやすくなります。

Q. 在留資格は履歴書に書く義務がありますか?

A. 法律上の義務はありませんが、採用担当者が雇用管理のために確認したい情報なので、本人希望欄に自分から明記するのが誠実で、選考をスムーズにします。

Q. JLPT を受けていない場合の日本語レベルのアピール方法は?

A. 「日本語での業務経験〇年」「日本語でのプレゼン・議事録作成経験あり」のように、具体的な業務経歴で示すと伝わります。資格がなくても実力を書くことはできます。

Q. 海外大学の卒業日が日本の年度と合わない場合はどう書けばいい?

A. 実際の卒業年月をそのまま書いてかまいません。たとえば「2022年12月 〇〇大学(アメリカ)卒業」のように年月と国名を添えると採用担当者が理解しやすいです。

Q. 写真は本国のスタイルで撮ったものでもいい?

A. 日本式の写真(スーツ着用、無地背景、正面から肩上)で撮り直すことをおすすめします。本国式のカジュアルな写真や笑顔の写真は、日本の採用担当者に違和感を与えることがあります。

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出典・参考

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