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保育士の志望動機の書き方|新卒・転職・復職で使える例文5本

保育士の志望動機を、新卒・経験者転職・復職別に例文5本付きで解説します。公立・認可・小規模・院内保育まで対応。

最終更新: 2026年5月28日 ・ リレキミー編集部

まずは結論から

保育士の志望動機は 「子ども観」「園の方針への共感」「チーム・連携力」 の3要素を書けば、採用担当者に伝わります。

「子どもが好き」という気持ちはだれでも持っているので、そこから一歩踏み込んで「どんな保育がしたいか」「なぜこの園なのか」「自分がチームに何を持ち込めるか」まで書くことが大事です。

このガイドでは、園の種類別の書き分け方、新卒・転職・復職それぞれの書き方、例文5パターン、NG例5つをまとめています。 読み終わったら 履歴書を作る からそのまま入力に進めます。


採用担当者が評価する4つの要素

保育士の選考で担当者が見ているポイントは、大きく4つあります。

1. 専門性への意識

保育士は国家資格の専門職です。「子どもが好き」だけでなく、発達段階への理解・保育観・得意な保育スタイルを書くと「ちゃんと考えている人だな」と思ってもらえます。

2. 子どもへの姿勢

どんな関わり方を大切にしているかを具体的に書きます。「子どもの主体性を引き出したい」「安心できる環境づくりを優先したい」のように、保育の「軸」が見える言葉がポイントです。

3. 保護者との連携

保育士の仕事は子どもとの時間だけではありません。保護者との日常的なコミュニケーションも大切な業務です。「連絡帳でこまめに状況を伝えることを意識してきた」「保護者の不安に丁寧に向き合ってきた」のような視点があると評価されやすいです。

4. チームワーク

保育は複数の担任・フリー保育士・栄養士・看護師など、多職種でチームを組んで動きます。「報告・連絡・相談を密にして、チームで子どもを見守る姿勢を大切にしています」のような一文を加えると、現場感が伝わります。


園の種類別の書き分け方

園の種類によって、採用担当者が求める人物像は少し異なります。応募先に合わせて「なぜここか」をカスタマイズしましょう。

公立保育所

公立の採用は自治体の採用試験です。「安定的に地域の子育てを支えたい」「公平な保育サービスを提供したい」という公共性への意識が響きます。長期的なキャリアビジョンも添えると好印象です。

認可私立保育園

園の保育理念・特色をしっかり調べることが大事です。「御園の〇〇な保育方針に共感した」という具体的な言及が「ここを選んだ理由」の説得力になります。ホームページの「園の方針」や「代表のメッセージ」を読んでから書きましょう。

認可外保育施設

認可外は独自のプログラムや方針を打ち出しているところが多いです。「英語保育」「モンテッソーリ教育」「リトミック」など、その施設ならではの特徴に触れると差別化できます。

小規模保育園(0〜2歳)

少人数ならではの「ひとりひとりへの丁寧な関わり」を重視している園が多いです。「子ども一人ひとりの成長をきめ細かく見ていきたい」という言葉が合います。

院内保育・企業内保育

病院職員や企業従業員の子どもを預かる施設です。「夜間・早朝などイレギュラーな時間帯の保育にも柔軟に対応できる」「チーム連携を大切にしながら安定した環境を提供したい」という視点が有効です。

企業主導型保育園

運営企業の方針によって特色が大きく異なります。「なぜこの企業が運営する施設か」まで調べて書くと、他の応募者との差がつきます。


新卒保育士の書き方

新卒の場合、職務経験がないかわりに、実習で得たこと・卒業研究のテーマ・学生時代の経験がエピソードの軸になります。

実習エピソードを使う

「実習中に〇〇な場面があり、そこから△△な保育の大切さを実感しました」のように、実習の具体的な場面を一つ入れると説得力が出ます。「楽しかった」だけでなく、何を感じ、どう考えたかまで書くのがポイントです。

卒業研究・授業テーマを使う

「卒業研究で乳幼児の言語発達を研究しました」「授業でモンテッソーリ教育を学び、子どもの主体性を重視した保育に興味が深まりました」のように、専門的な学びの文脈を入れると、保育への真剣さが伝わります。

書き方の型(新卒)

  1. なぜ保育士を目指したか(きっかけ)
  2. 実習や授業で気づいたこと(エピソード)
  3. この園を選んだ理由(なぜここか)
  4. 入職後にやりたいこと・貢献したいこと

経験者の書き方(転職)

保育士経験がある場合は、在籍園の特徴・得意な保育・子ども・保護者対応の具体例を盛り込みましょう。

在籍園の特徴を書く

「前職は認可保育園で、0〜5歳クラスを担任として計4年間担当しました」のように、どんな環境でどのくらい経験したかを簡潔に伝えます。

得意な保育スタイルを書く

「造形・制作活動を積極的に取り入れた保育を得意としています」「乳児クラスのスキンシップを大切にした保育に自信があります」のように、自分の強みを一つ具体的に書きましょう。

転職理由とつなげる

転職理由をそのまま書くのではなく、「より〇〇な保育に専念できる環境に移りたい」「御園の△△な方針で、さらにスキルを磨きたい」のように前向きな言い換えにするのがポイントです。

書き方の型(経験者)

  1. これまでの経験の概要(園の種類・年数・担当クラス)
  2. 得意な保育・強み(具体的なエピソードを1つ)
  3. 転職を考えた理由(前向きに)
  4. この園を選んだ理由(なぜここか)
  5. 入職後に貢献したいこと

復職の書き方

育児・介護・病気などのブランクがある場合は、ブランクの理由を1文で正直に書き、ブランク中に得たことを前向きに書くことが大切です。

ブランクを前向きに説明する

「出産・育児のため〇年間保育現場を離れていましたが、子育てを通じて子どもの発達をあらためて実感する機会になりました」のように、ブランクを経験として語ることができます。

子育て経験を保育に翻訳する

実際に子育てをした経験は、保育の現場でもリアルに活きます。「わが子の成長を間近で見るなかで、保護者の不安や気持ちに寄り添うことの大切さをあらためて理解できました」という視点は、採用担当者にとってもわかりやすいです。

復帰への準備をアピールする

「保育研修に参加して最新の保育指針を確認しました」「保育士資格の更新研修を受けました」のように、復帰に向けて動いていることを一言添えると安心感につながります。

書き方の型(復職)

  1. ブランクの理由(1文、正直に)
  2. ブランク中に得たこと・気づき
  3. 復帰への準備(あれば)
  4. この園を選んだ理由(なぜここか)
  5. 入職後に貢献したいこと

例文5パターン

例文1: 新卒・認可私立保育園への応募

幼少期にお世話になった保育士の先生の姿に憧れ、保育士を目指しました。養成校での実習では、2歳児クラスの担任補助として子どもたちと関わるなかで、「やりたい」という気持ちを引き出すことの大切さを実感しました。貴園のホームページを拝見し、子どもの主体性を重視した保育方針に強く共感しています。実習で身につけた観察力と記録の習慣を活かしながら、チームの一員として保育に貢献していきたいと考えています。

文字数: 約190字


例文2: 経験者・認可外英語保育園への転職

認可保育園で5年間勤務し、主に3〜5歳クラスを担当してきました。英語への興味は以前からあり、独学でTOEIC650点を取得しています。貴園の「英語を特別なものではなく日常の言葉として使う環境」という方針に魅力を感じ、応募しました。これまでの保育経験で培った子どもとの信頼関係の築き方と、英語環境での保育を組み合わせることで、子どもたちの豊かな表現力を引き出せると考えています。

文字数: 約200字


例文3: ブランク復職・小規模保育園への応募

第一子出産のため、3年間保育現場を離れていました。子育てをするなかで、保護者として「先生に相談しやすい雰囲気」がどれだけ大切かをあらためて実感しました。貴園は0〜2歳の少人数制で、保護者との密なコミュニケーションを大切にされていると伺い、自分の経験が活かせると感じています。復帰に向けて保育士復帰支援研修にも参加し、準備を整えてきました。子ども一人ひとりに丁寧に向き合いながら、保護者の安心にもつながる保育がしたいと考えています。

文字数: 約230字


例文4: 経験者・小規模保育園(0〜2歳特化)への転職

前職では認可保育園で0〜2歳児クラスを3年間担当し、乳児保育に特化して経験を積んできました。「大きなクラスよりも、一人ひとりとじっくり向き合える環境で保育がしたい」という思いが強まり、転職を決めました。貴園の少人数制と、家庭的な雰囲気を大切にする保育スタイルに共感しています。スキンシップを大切にした愛着形成への取り組みと、記録・連絡帳を丁寧に書く習慣を活かして、保護者と連携しながら子どもたちの育ちを支えていきたいと思います。

文字数: 約220字


例文5: 新卒・院内保育施設への応募

将来は子どもたちが安心して過ごせる環境をつくる仕事に就きたいと考え、保育士を目指しました。実習では複数の年齢クラスを経験し、異年齢保育の難しさとやりがいを学びました。貴院内保育室は医療現場のスタッフを支えるという特別な役割を担っており、社会を支える人たちの子育てに貢献できる点に魅力を感じています。不規則な勤務時間にも対応できるよう体力と生活リズムの管理には自信があります。チームの一員として、子どもたちの「第二の家」になれる場所をつくっていきたいです。

文字数: 約225字


やりがちなNG例5つ

NG1: 「子どもが好きだから」だけで終わっている

「子どもが好きなので保育士を目指しました」は、応募者のほぼ全員が書く文章です。そこから「どんな保育がしたいか」「どんな子どもとの関わり方を大切にしたいか」まで踏み込まないと、担当者の記憶には残りません。

NG2: 園の研究不足が伝わる

「保育士として成長できると思い応募しました」のように、どの園にも当てはまる内容しか書いていないと「うちを調べていないな」と判断されます。ホームページ・パンフレット・見学などで調べた内容を1つ入れましょう。

NG3: 自分のためだけの理由

「資格を活かしたいと思いました」「保育士として働きたいと考えていました」は、自分視点だけです。「その園・その子どもたちに何ができるか」という視点をかならずセットで書くことが大切です。

NG4: ふわっとした抽象的な表現

「子どもたちの笑顔のために頑張ります」「明るく元気に保育に取り組みます」のような表現は、具体的に何をするのかが伝わりません。「実習で身につけた〇〇を活かして」「得意な△△を使って」のように、行動のイメージが浮かぶ言葉に変えましょう。

NG5: 待遇や条件が理由の中心になっている

「給与が高い」「休みが取りやすい」「家から近い」は書かないでください。採用担当者からすると「条件が変わったらすぐ辞めるのでは」と映ります。待遇への希望は本人希望欄に書き、志望動機は園の方針や保育への想いに集中させましょう。


まとめ

保育士の志望動機は 「子ども観」「園の方針への共感」「チーム・連携力」 の3要素を軸にして、自分の経験やエピソードを一つ添えれば書けます。

  • 新卒: 実習・授業・卒業研究のエピソードを使う
  • 転職: 在籍園の種類・年数・得意保育を具体的に書く
  • 復職: ブランクの理由を1文で正直に、ブランク中の学びを前向きに

書き終わったら「この内容はこの園にしか書けないか?」を確認してみてください。他の園でも通用する内容だったら、「なぜここか」をもう一段掘り下げましょう。

自己PRの書き方は 履歴書の自己PR欄の書き方 でまとめています。 転職全般の書き方が気になる場合は 転職の履歴書の書き方 もあわせて読んでみてください。

書き方がまとまったら、履歴書を作る から入力してみてください。作成データは保存できるので、複数の園への応募でも書き直しがかんたんです。

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よくある質問

Q. 保育士資格が未取得でも応募できますか?

A. 「保育士資格取得見込み」として応募できる求人があります。在学中に国家試験の受験資格が得られる学校に通っている場合、卒業・合格見込みの時期を志望動機や本人希望欄に明記すれば問題ありません。資格取得後の入職を前提とした採用も多いので、求人票の条件をよく確認してください。

Q. ピアノが苦手でも志望動機に書いていいですか?

A. ピアノの得意・不得意は志望動機に書く必要はありません。ただし選考で「音楽活動についてどう考えますか」と聞かれることはあります。「練習中です」「他の表現活動で補いながら取り組みます」のように前向きな姿勢を伝えるといいでしょう。

Q. ブランクが長くても志望動機は書けますか?

A. 書けます。ブランクの理由を正直に1文で添え、「子育て経験から子どもの発達への理解が深まった」「この期間に保育に関する本を読んだ」など、ブランク中に得たことを前向きに書くと説得力が出ます。

Q. 「子どもが好き」は書いてもいいですか?

A. 書いても構いませんが、それだけで終わらせると「ほかの応募者と同じ」になります。「子どもが好き」という気持ちを起点に、「だから〇〇な保育をしたい」「だから〇〇な園で働きたい」と一歩踏み込んで書くと差がつきます。

Q. 公立保育士と私立では志望動機の書き方が違いますか?

A. 違います。公立は「安定的なキャリア形成」「地域への貢献」「公平な保育の提供」を軸にすると合いやすいです。私立・認可外・小規模などは、それぞれの園の方針・特色に合わせた「なぜここか」をしっかり書くことが大切です。

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出典・参考

  • 厚生労働省「保育士について」 公式ページ (参照: 2026-02-19)
  • 保育士・保育所支援センター 公式ページ (参照: 2026-02-19)

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